カピバラの描き方
カピバラとファンと、ときわ動物園と。〜一枚の絵がつないでくれたこと〜
ある日、YouTubeに届いた一つのコメント。
「Capybara please!(カピバラを描いてください!)」

見てみると、外国の視聴者の方からのリクエスト。
しかも1回だけでなく、何度もコメントを送ってくれていてとても嬉しかった。
「いつか描こう」
そう思いながらも、なかなか手が進まなかったのは、
カピバラの良い資料写真が見つからなかったから。
■ 出会いは偶然。惹かれた一枚の写真
試しに「カピバラ 画像」と検索してみたところ、とある動物園のカピバラに目を奪われました。
ときわ動物園(山口県宇部市)。
その中に掲載されていたカピバラの写真が、魅力的だったんです。
表情、佇まい、素晴らしくて、
「描いてみたい」と、自然に思えました。
■ 模写は許可が必要
ただ、そのまま模写するのはマナー違反。
動物園に直接電話して、事情をお伝えしました。
「外国のファンの方からカピバラを描いてほしいとリクエストがあり、
御園の写真にとても惹かれて、どうしても描かせて欲しいのですが……」
■ とても丁寧で温かいご対応
対応してくださった職員の方はとても親切で、
「個人の作品として模写していただくのであれば問題ありません」と、
快く許可してくださいました。
作品はあくまで“模写”として、営利目的ではなく、
リクエストへの応えとして描くということも丁寧にお伝えしました。
実際に描いたカピバラのサンドアート

■ もう一枚描いたので描き方解説

■ 感謝を込めて、ときわ動物園のことも
このようなご対応をいただいたお礼というには厚かましいのですが
ときわ動物園について少しご紹介させてください。
山口県宇部市にある、地域密着型の動物園
『生息環境展示』を特徴とした 動物園ならではの、動物たちのリアルな姿を見ることができ、自然環境の大切さを感じ取ることができる動物園です。
飼育展示は霊長類が中心で、環境に適応していることを理解しやすいよう、園全体が自然な環境になっています。
Koheiも描いたカピバラやワオキツネザル、フラミンゴなど、かわいい動物がたくさん。
とてもあたたかい雰囲気の園で、公式サイトやブログを見ているだけでも、
職員さんたちの動物への愛情が伝わってくるような、そんな場所です。
SNSやYouTubeを通して、世界の誰かとつながること。
そして、思いがけず出会った“描きたい”という衝動と、
それを温かく支えてくださる人たちがいることに感謝します。
ときわ動物園様、本当にありがとうございました。
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